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- 2016年08月08日
「ほいく男子会 プラス10%」スタート
女性の職場というイメージが根強い保育業界。1999年4月1日、男女雇用機会均等法の改正に伴い「保母」は「保育士」という名称に変わりました。しかし、依然として男性職員の割合は少なく、男性保育士は保育士全体の約4%※1、男性幼稚園教諭は幼稚園教諭全体の約6%※2というのが現状です。私たちは、保育業界を支えたいという想いから、保育者の就職サポート、さらには保育施設への採用・運営サポート・保育者への研修・教育事業、また、保育士試験合格を目指す保育者志望向けのスクール事業を通して、10年間支援を行ってきました。
男性の保育者志望と現役の男性職員の座談会(2010年開催 保育パレット)や男女ともの保育者志望に向けた4つの保育園を巡る園見学ツアー(2010年~ ココキャリバスツアー)、幼稚園と保育園が一堂に会する合同就職イベント(2013年~ ココキャリフォーラム)など、様々なイベントを開催してまいりました。
その中で私たちが実感したこと。それは保育者志望者への情報の少なさです。昨今の保育士不足・待機児童問題により、以前に比べれば情報は増えているものの、いまだに施設内の情報がなかなか入手しづらい。中でも、男性保育士・男性幼稚園教諭に対しては、保育者志望の男性にも、男性職員を採用したことのない施設にも、そして保護者や世間の皆さまにも、情報が不足しています。
男性職員が、周囲の理解を得て活躍できる社会を作りたい。保育者志望の男性が安心できるよう、情報の提供を行っていきたい。そう願って立ち上げたのが、男性保育士・男性幼稚園教諭が活躍する社会を目指す保育業界活性化プロジェクト「ほいく男子会 プラス10%」です。ほいく男子会は、「保育園・幼稚園で働く男性職員をプラス10%引き上げる」ことを目標に、男性保育士・男性幼稚園教諭の働きやすい環境を目指していきます。
ほいく男子会プラス10%概要および賛同企業の方はこちら
※1 保育士登録者のうち男性は4%(厚生労働省「保育士等に関する関係資料(H27.12.4)」)
※2 教員数(本務者)のうち,女性教員の占める比率は 93.5%である。(文部科学省「学校基本調査-平成28年度(速報)結果の概要-」)