保育士の求人・幼稚園教諭の求人ならキャリアフィールド株式会社

アクセス

ニュース

お知らせ
2020年09月14日

「待機児童マップ関東版2020」を公開!

  • 「待機児童マップ関東版2020」とは
関東エリア1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)から発表された2020年4月1日時点の市区町村別の待機児童数を地図に表したものです。2020年度の1都3県の待機児童数は前年度6,668名から4,755名となり、約29%減となりました。また、合わせて0~5歳の人口(2015年国勢調査の値)に対する待機児童率についても算出し、地図に表しました。

01_待機児童マップ2020

(2020年度版)

05_待機児童マップ2019

(2019年度版)

■東京23区内の待機児童ゼロ”は前年から4区増えて6区に
東京23区では、2019年に待機児童ゼロとなった杉並区、港区の2区に加え、2020年は千代田区、目黒区、世田谷区、豊島区の4区が達成し、23区中6区で待機児童ゼロとなりました。
関東エリア全体では、212自治体中93の自治体で待機児童ゼロを達成。また、待機児童100人を超える自治体は前年の20自治体から7自治体へと大きく減少しています。

■待機児童数が全国で最も多い市町村は“さいたま市”
2019年まで待機児童数1位が続いていた世田谷区が2020年には待機児童ゼロとなったことで、関東エリアでは1位がさいたま市(387人)、2位は江戸川区(203人)、3位は中央区(202人)の順になっています。
さいたま市の人口は毎年1万人ペースの増加で推移し、待機児童数は全国最多となっています。この要因には、人口増加が進むさいたま市における0-14歳の転入者数が2018年に1,260人で全国1位になるなど、子育て世代の転入が多いことなどが挙げられます。
また、東京23区で最も待機児童が多い区は、世田谷区から江戸川区に代わっています。

■前年比で待機児童数の増加数が最も多いのは“船橋市”
関東エリア全体では、待機児童数が減少し待機児童ゼロとなる自治体が増える一方、212自治体中41の自治体では待機児童数が増加しています。そのなかで、前年比で最も多い125人増となったのが船橋市でした。
船橋市は、近年の大規模な再開発などを背景に、千葉県内の市町村別で3番目に前年比の人口増加数が多く、保育の需要増加につながっていると考えられます。

 

 
  • 0~5歳人口あたりの待機児童率の比較
 

2015年の国勢調査において0~5歳人口あたりの待機児童が占める割合を算出したところ、前年同様に神奈川県葉山町(3.66%)が1位となり、続いて2位は千葉県富里市(2.49%)、3位は中央区(2.30%)の順となりました。

待機児童マップ(0-5歳人口の%)2020

 

(0-5歳人口あたりの待機児童率 2020年度版)

06_待機児童マップ(0-5歳人口の%)2019

(0-5歳人口あたりの待機児童率 2019年度版)

■待機児童率1位は2019年に続き神奈川県葉山町
葉山町は近年、認可保育所の整備を進めているものの、新規の受け皿の確保が追い付いていない状況がこの結果に結びついていると考えられます。2位の富里市では、待機児童数が2018年に6人まで減少したものの、2019年に43人、2020年は56人と2年続いて増加傾向にあります。
また、中央区は前年に続き待機児童数、待機児童率ともに3位となり、待機児童の問題が深刻化しています。これは、湾岸エリアの開発に伴い20年間で5歳未満の人口が3倍以上に急増し、保育施設の整備が追い付いていないことなどが要因と考えられます。

■エリア別の傾向では、東京都の北多摩エリアに集中して高水準に
待機児童率の高い市区町村は、関東エリアに点在し、なかでも東京都の北多摩エリアに集中し高水準となっています。一方、東京23区では中央区以外はすべて1%未満となったのに対し、三鷹市、調布市、小金井市、小平市、国分寺市、狛江市は1%を超える結果となりました。
このように待機児童への対応については、対策が奏功する自治体と課題が解消されていない自治体が顕著に見てとれます。子どもを預けて働きたい世帯が増えるなか、“保育に対するニーズは高まる見通し”であり、さらなる対策が必要となっています。

 

市区町村別の待機児童数や待機児童率の数値については下記のExcelファイルをご覧ください。
【2019-2018年度首都圏エリアの市町村別の待機児童数&待機児童率】
2020-2018_syutoken_taikijidomap_deta

【待機児童マップ2020,2019(待機児童数&待機児童率)】
syutoken_taikijidomap_2020

※無断転用はご遠慮ください。
引用の際は下記問い合わせフォームより使用目的などご一報ください。
問合せフォーム:http://www.career-f.com/contact/common/

■待機児童解消に向けた新たな一手を
2017年に国が発表した「子育て安心プラン」では“2020年度末までの待機児童解消”を目標に掲げています。待機児童数は全国的に減少傾向にあるものの、現在のペースで2020年度末までに解消されるとは考え難く、引き続き保育施設の整備などの対策が各自治体で取られています。
さらに、ここ数年間で保育施設の整備を急ピッチで進めた結果、保育施設で働く保育士の不足が深刻化しています。すでに保育士資格を持っている人材については、各保育施設で取り合いの状態になっていることから、キャリアフィールドでは新たに保育士を育成することを提唱しています。

キャリアフィールドの制度を使って資格取得を目指す場合、保育園で保育補助として働きながら、勤務時間の一環として資格取得のための講座「ココキャリ・アカデミー」を受講することができます。資格取得をした場合は正社員として採用されます。

Preschool and kindergarten teachers, dancing in a circle

制度に関する問い合わせはキャリアフィールドへご連絡ください。
http://www.career-f.com/contact/

 

 

PAGE TOP